エボシカメレオンをお迎えしました(ت)

2021/09/14


またもや久しぶりのblogになりました。飼育管理科のまなぶです(ت)

後期の授業に向けて、さまざまな動物や爬虫類、観賞魚を新たにお迎えしていますが、今日は最近お迎えしたエボシカメレオンについて少し書いていきたいと思います。

エボシカメレオンについて

卒業生が店長を務める「爬虫類倶楽部 仙台店」さんからエボシカメレオンをお迎えしてきました。
このエボシカメレオンと呼ばれる種、名前の由来はその頭にある烏帽子(えぼし)から取られています。

烏帽子とは、平安時代の貴族が被る帽子のことで(おじゃる丸が被っているアレですね)、その烏帽子に似た頭部をしていることから付けられた和名です。

※ちなみにわたくしの大好きな、蔵王にある「えぼしスキー場」も山の形が烏帽子に似ていることから名づけられたそうですよ。(サザンの歌詞に出てくる、茅ケ崎の「エボシ岩」という岩も、その形が烏帽子に似ていることかが由来のようです。)

以前、飼育していたエボシカメレオン。(残念ながら亡くなってしまいました)

成長すると体色も揚がり、およそ50㎝程の大きさになり、きれいな模様が浮かび上がってきます。

ちなみに、主な原産国はイエメンという中東の国です。中東とはアラブ首長国連邦やイラク、イスラエル、エジプトなどを指し、この国々にはペットとして有名なさまざまな爬虫類が棲息しています。

爬虫類実習で、カメレオンをお迎えする準備をしてもらいました。
さて、この木材のカット、何に使われるかというと。

このように、左側にいる爬虫類が見えないようにするための、目隠しでした。

カメレオンはとても繊細で、神経質な生き物です。設置する場所の注意点として、1.ほかの爬虫類や生き物が近くにいないこと(それだけでストレスを感じてしまうことがあります。)。2.人の目線よりやや高いところに置くこと(天敵が多い、上からの視線にストレスを感じてしまいます。)。3.通気の良い場所へのケージの設置(以外に思われるかもしれませんが、通気が悪く多湿だと体調を崩しやすいのです)などがあげられます。

準備ができたらいよいよカメレオンをケージ内に入れます

自然な環境に近づけるために、掴み、歩くための棒や植物を入れます。また、爬虫類は外気温動物なので、暖かくするために学校ではエアコンとバスキング(日光浴用)ライトを使用しています。他の種に比べて強い紫外線を必要とするため、やや強めの紫外線ライトも併用しています。

学生さんがハンドリングし、ケージに入れる瞬間です。
ケージに入れた直後のとっても怖がっている様子です。
今朝の写真です。すっかり慣れてカメラにも寄って来てくれます。
現在、このような環境で元気に成長しています。
2年生を中心にコオロギやワーム、コックローチなどを使用しており、餌への食いつきも良く、日増しに大きくなっています。
ですが、先ほども書いたようにカメレオンはとても繊細な生き物です。他の生き物に驚かされたり、ほんのわずかな環境の変化で餌を食べなくなり、一気に体調を崩すことも珍しくありません。

しっかり観察して元気にアダルトまで成長させていきますので、今後の成長をお楽しみに!

オープンキャンパスではカメレオンへの給餌体験なども予定しています。

また、爬虫類に興味をお持ちの在校生のみなさんも、カメレオンを見たい!という要望があれば、私たち飼育管理科の教員に遠慮なくお声がけください(ت)

ってことで本日のベストショット【コタケネズミのコタケさんakaあきちゃん】

飼育1年生の学生さんから熱望されたため(わたくしも教材としてずっと欲しかったのですが)、お迎えしました。

その1年生の学生さんから名前をいただいて、コタケさんは通称あきちゃん、とも呼ばれています笑

今、飼育管理科でもっとも愛されている、といっても過言ではないコタケさんakaあきちゃん。

少し前に卒業生の勤めるお店からお迎えした珍獣さんです。

ブサかわいさと、おっとりたとした性格で、飼育室のトップアイドルの座を狙っています。

ちなみに、寝てます笑

ではでは

それでは聴いてください「夏の終わりが近づいてきて少し悲しい😢」

飼育管理科でした(ت)